ちゃんと大人になりたい!先輩の範囲

2020年02月03日

一周忌

今年の異常な暖冬、新型コロナウィルス、と
2月は日本では一番静かな時期だと思っていたけれど、
何だか世間が騒がしい雰囲気ですね。



義父が亡くなって1年。

最期は病院で亡くなるものだとばかり思っていたから、
義母と暮らす自宅でバッタリ倒れて、1時間ほどで亡くなってしまうとは
想像もしていなかった。

平均寿命も超えていたし、
軽めの認知症もあり、
肝臓ガンでもう1年は持たないと宣告されてから3年以上、
でも、自分でご飯も食べ、お風呂も入り、
入院することもなく、普通に生活を送っていました。


節分の前日に、
ちょっと1日早いけど、恵方巻食べぇ〜
と義母が恵方巻を買ってきて、
義父は2本も食べて、美味しかったと言って、
暫くしてトイレに立った時にバタンと倒れました。

沈黙の臓器、肝臓は、その時まで痛みも出さず、
不謹慎ながら、なんて幸せな最期だったのだろう、と思わずにはいられません。

だって、その日の朝まで庭をホウキで掃いていたのですから!


肝臓が原発のガンは、他の臓器に転移しづらい性質があるらしく、
義父の肝臓ガンは、ずっと肝臓だけに留まり続けていました。

高齢であったため、進行も遅く、家族旅行に行くこともできた。
周囲は介護もすることなく、全く周りの人の手を煩わすこともなかった。



私もこんな最期になったらいいのに。

お義父さんの最期は立派だったと、みんなが口を揃えて言う。



人生トントンなのかもなぁー

義父は小学生くらいのころに、父を亡くしている。
母は再婚し、また新しく家庭を築いて、
義父は高校生から一人暮らしをしていたという。

私は主人と結婚してからの義父の姿しか知らないけど、
この世は肩身の狭い場所だと、小さく生きていた姿があったように思う。


最期くらいは苦しまず幸せに…








  

manboo40 at 10:01│Comments(0)

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